EXIF情報を削除する方法
はじめに
画像にはEXIFと呼ばれるメタデータが格納されています。 そのEXIF(Exchangeable Image File Format)データは、デジタル写真や画像に関する情報を含んでおり、撮影日時、使用したカメラのモデル、位置情報などが記録されています。 プライバシー保護や情報の管理を目的として、これらのメタデータを削除したい場面がありますよね。
ここでは、macOSでexiftoolを使用してEXIFデータを一括で削除する方法について紹介します。
exiftoolとは
exiftoolは、画像、音声、動画ファイルからEXIFデータを読み取り、編集、削除できる強力なコマンドラインツールです。Perlで書かれており、多くのファイル形式に対応しています。
exiftoolのインストール
macOSでexiftoolをインストールするには、brew(Homebrew)を使用します。 HomebrewはmacOSのパッケージマネージャーで、コマンド1つでさまざまなソフトウェアを簡単にインストールできます。 まだHomebrewをインストールしていない場合は、公式サイトの指示にしたがってインストールしてください。
インストール方法は非常に簡単です。 ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します:
brew install exiftool
EXIFデータの一括削除
exiftoolを使って、特定のディレクトリ内のすべての画像からEXIFデータを一括で削除できます。たとえば、docsディレクトリ内の全ファイルからEXIF情報を削除するには、次のようにコマンドを実行します:
exiftool -all:all= -r . -overwrite_original
- -all:all= : すべてのEXIF情報を削除することを指示します。
- -r : 指定したディレクトリとそのサブディレクトリ内のファイルを再帰的に処理します。
- .
- -overwrite_original : 元のファイルを上書きして、別のバックアップファイルを作成せずに済ませます。
注意事項
この操作は元のファイルを直接変更し、元に戻すことができないため、実行前には必ずデータのバックアップを取っておくことが重要です。また、特定のEXIFデータだけを削除したい場合は、コマンドのオプションを調整して実行する必要があります。
まとめ
exiftoolを使用することで、EXIFデータの管理と削除が簡単に行えます。これにより、プライバシーの保護や不要なメタデータの削除が効率的に実施でき、画像ファイルの管理がより柔軟になります。
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